連合の神津里季生会長は6月17日の定例会見で、野党の国会会期延長要求を与党が拒否し、国会を閉会したことについて、「いろいろな産業が(コロナ感染拡大の)影響を色濃く受けているのに、科学的根拠に基づく施策は行われず、補償は中途半端で、スピード感に欠ける。そんな状況で国会が定常的に開かれなくなるという、こんなに有権者をばかにした話はない」と厳しい口調で批判した。
国会では、日本維新の会を除く主要野党がコロナ対応のための会期延長を求めたが、与党がこれを拒否。内閣不信任案を一蹴し、16日に国会を閉じた。
神津会長は「会期延長要求を一顧だにせず、有権者の思いを代弁する国会が一方的に閉じられる。コロナ禍でさまざまな疑問が渦巻いているのに、野党の声に応えないのは甚だ遺憾である」と語った。
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