生協労連は6月8日、菅義偉首相への「直談判」で最低賃金引き上げを求める署名3500筆超を、首相の国会議員事務所に届けた。「今年も上がらなければ心が折れる」「中小零細企業に支援を」など220人から寄せられたメッセージも届けた。生協労連の渡辺利賀書記次長は「1週間の短期間だったがSNSを通じてたくさんの声が集まった。どの声も切実だ」と話す。
署名は緊急にオンラインで呼び掛けた。「菅首相に直談判します」というタイトルで一週間前(5月31日)にスタートし、ツイッターやLINEなどのSNS上で拡散され、署名数は一気に増えたという。コメントは「9年目で時給1120円。ただただ絶望」「最賃を早く千円以上にしていただかないと、人生終わります」など、切実な声が寄せられた。(表)
渡辺書記次長は「今までつながりのなかった人たちの声を、オンライン署名を通じて集めることができた。コロナ禍で街頭署名行動などが制限され、最賃引き上げを求める多くの声を聞く機会をつくろうと始めた試み。寄せられた声は労組内で集めた声と同じように切実」と語った。
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