連合は5月20日、2021春闘の中間まとめ案を確認した。妥結内容を確認できる2006組合のうち、48・6%の組合が賃金改善を、98・6%が定期昇給相当分を確保したことを報告し、「コロナ禍においても賃上げの流れは継続している」との受けとめを示している。6月の中央委員会で確認する予定。
中間まとめ案は、回答集計を重ねても賃上げ率の平均が1・81~1・83%に下げ止まっていると指摘。中小労組が地場の共闘や独自の努力で賃上げを獲得する「大手追従・大手準拠などの構造を転換する運動」がさらに前進している、との見解だ。
賃上げ幅だけでなく賃金額を重視する組合が増えていることや、非正規労働者の賃上げ率が一般組合員を引き続き上回っていることに着目。「分配構造の転換をめざす運動」が前進したとの認識を示している。
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