昨年同期プラスを維持／春闘共闘の第２回集計

　全労連と純中立労組でつくる国民春闘共闘委員会が３月18日、第２回賃上げ集計を発表した。単純平均で５０２３円（１・88％）となり、昨年同期を３２０円上回った。加重平均は５２８５円（１・81％）で同じく77円上回っている。

　この日の集計では、５０３組合が何らかの回答を引き出し、うち有額は３０５組合だった。全体として、昨年並みか、やや上回る水準となっているが、「有額回答組合の比率が若干下がっていることが懸念材料」と指摘している。

　非正規労働者の回答については、時給制で引き上げ額が明確な72件の単純平均は15・８円で、昨年実績（26・８円）を下回った。

　企業内最賃協定では、時間額の新協定額（単純平均）が１０３３円、日額の新協定額が９０３５円（同）となっている。