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    「萎縮せず大幅賃上げ目指そう」/東京で金属労働者のつどい

     「生活の自粛はしても春闘で萎縮はしない」と訴え、大幅賃上げを求める集会が3月7日、東京の日比谷野外音楽堂で開かれた。日本金属製造情報通信労組(JMITU)などでつくる「21春闘をともにたたかう金属労組懇談会・東日本集会実行委」が主催し、コロナ禍の下で人数を絞り400人が参加した。

     三木陵一実行委員長(JMITU委員長)があいさつ。「職場では組合に入っていない労働者からも『期待している』などの声が寄せられている。自粛ムードの漂う春闘といわれるが、大幅賃上げへの思いは従来以上に高まっていると感じる。最後まで元気よく闘おう」と呼びかけた。不満な回答には「ストなどで総決起し、経営者に本気度を示そう」と訴えた。

     集会には、国民春闘共闘委をはじめ、医労連や福祉保育労、自治労連などの東京組織も参加。コロナ禍の中で命と暮らしを守るための取り組みについて語り、菅政権の不十分な対策を厳しく批判した。

     参加者は集会後、銀座に向けてデモ行進した。

     同日の午前には、大阪で同趣旨の西日本集会が開かれ、200人が集まった。

     

    〈写真〉舞台では職場からの訴えが続いた(3月7日、都内)

    〈写真〉デモでも「大幅賃上げ」をアピールした(3月7日、都内)