イタリアの三つの金属労組はこのほど、経営者団体との交渉を経て、労働協約を締結した。112ユーロ(約1万4200円)の賃上げや年金の拡充などを実現したという。
金属関係の国際産別インダストリオールの2月11日付ニュースによると、交渉は難航して1年以上続けられた。賃上げは2024年までかけて段階的に実施する。35歳未満の労働者について、年金基金への使用者側負担を2・2%増やすことも盛り込んだ。
このほか、雇用の維持や差別的な言動への規制、在宅勤務時などに勤務時間外の会社連絡を遮断する権利なども認めた。
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