米ミネソタ州はこのほど、訪問介護労働者の賃金を時給で2ドル(206円、15%)引き上げ、15・25ドル(約1570円)とすることになった。今年7月と10月、来年7月の3段階で実施する予定だ。
国際サービス従業員労組(SEIU)の支部が同州当局との交渉を経て合意に達した。2014年の組合結成から4度目の協定締結になる。
交渉委員を務めたドーン・バーンフィンさんは「訪問介護労働者は以前から低賃金で、州から食料支援を受けるなど貧困ライン以下の状況が少なくなかった。15%の賃金アップは重要な成果だ。この業界の人手不足解消につながることを期待したい」という。
ティム・ウォルツ州知事は1月16日、「労働者はコロナ禍の最前線で闘っている。それにふさわしい処遇が必要だ」とツイッターに投稿した。
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