スペインのエネルギー関連大手レプソルで12月4日、労働組合が100人の雇用削減提案をはね返した。構えていたストライキは会社側の回答を得て中止することにした。
レプソル経営陣は液化石油ガス(LPG)の16施設を閉鎖し、100人以上の人員削減を行うと提案。同社の複数の組合は「雇用を守ろう」とストライキ実施を通告していた。
同社では、これまで良好な労使関係を維持してきたが、今回は経営側が組合との協議もなく一方的に提案を行ったという。
スト通告の結果、会社側は三つの事業所を維持することとし、全員の雇用は維持すると表明。テレワークの導入や配転で対応するという内容。労働条件は当面1年間は現状を維持する。組合はこの回答を評価し、ストを回避した。
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