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    賃上げ2%目指す方針/連合が中央委で確認

     連合は12月1日の中央委員会(千葉県)で、定期昇給相当分(2%)を確保した上で、最大限の底上げに取り組み、2%程度の賃上げの実現を目指すとした2021春季生活闘争方針を確認した。新型コロナ感染拡大で業種間・企業間で業績に大きなばらつきがある中、この20年余りで劣化した賃金の回復、格差是正、底上げを追求する。

     同日には共闘連絡会議も開催。第1先行組合回答ゾーンを3月15日~19日とし、ヤマ場を16~18日とすることを確認した。

     神津里季生会長は「インフレ前提のかつての春闘であれば、『今年は難しい』の一言で済ませたかもしれない。日本社会と働く者の置かれている状況、今後の日本をどういう方向に進めるのかを考えれば、春闘の波の一つに埋没させては絶対にいけない」と述べ、賃上げの継続、分配構造転換の必要性を強調した。