全労連は11月27日に「コロナ労働相談ホットライン」を開催する。感染が拡大する中で、解雇や雇い止めへの対処や、さまざまな疑問に答えるという。
●常設相談に3千件
常設の労働相談には、これまでコロナ関連だけで3千件を超す相談が寄せられている。主な相談内容は次の通り。
▽ホテル内の飲食店で、コロナの影響で売り上げが減少し、7月末で倒産。5月以降の給料が未払い。どうしたらいいか(9月)
▽コロナの関係で4月から自宅待機。6月以降は無給で、契約更新もしてもらえない。休業補償を求めたい(10月)
▽客が減り、賃金が6割にされた。営業時間は従来通りで遅い時は午後10時過ぎまで働かされている。タイムカードは押すなと言われ、残業手当は支払われていない(10月)
▽デパート内のテナントで洋服販売。契約社員で勤続7年。コロナの影響でシフトが減少し、自宅待機になり、9月に解雇された。雇用保険にも未加入。なんとかならないか(9月)
このほか、雇用調整助成金や休業支援金など各種助成金が受けられない、会社が申請してくれない、といった相談もあるという。
全国共通のフリーダイヤルは0120(375)060。相談者が住む都道府県の全労連地方組織につながる仕組みだ。
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