オーストラリア労働組合評議会(ACTU)と、高齢者介護に従事する労働者でつくる複数の労組がこのほど、高齢者介護システムの抜本改善を求める運動をスタートさせた。大幅な人員増と、研修費を含めた予算の増加を要求している。
ACTUは、コロナ禍によって高齢者介護システムのぜい弱さが明らかになったと指摘。「介護従事者の雇用と処遇をまともにすることが、質の高いケア事業を確実にする」として、抜本的改善策を提起した。
それによると、人員配置の最低基準引き上げ、感染対策などの研修を使用者負担で拡充、政府予算の増加――などが必要という。
組合は「中でも人員配置基準の引き上げが緊急課題だ」と訴えている。
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