パキスタンの大理石鉱山で9月7日、大規模な地滑りがあり、労働者22人が犠牲になった。今年だけで97人の鉱山労働者がなくなっているという。製造業関係の国際労働団体インダストリオールが9月9日付のニュースで報じた。
インダストリオールは「パキスタンの鉱山では、設備が古く、適切な安全対策がなされていない。労働者はまともな研修を受けておらず、現場には安全対策の責任者もいない。政府は抜本的な対策を講じるべきだ」と強調。鉱山の安全に関する国際労働機関(ILO)の176号条約批准を求めた。
2010年以降、鉱山での死者は523人と報告されているが、インダストリオールは「実際にはもっと多いだろう」とみている。
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