賃金の欠配が慢性化しているイランでストライキが広がっている。南部にある砂糖工場ハフトタペイでは、6月からストやデモが頻発。7月には、南パルスガス田やアバダーン石油田などの労働者がストに突入し、8月中旬からは全土で鉄道ストが行われている。 国が官製労組しか認めないイランでは、賃金や安全衛生をめぐる現場労働者の不満がうっ積している。全国に広がる勢いのストは国営メディアも黙殺できず、報道するようになってきた。
新しい労働組合運動が生まれ育つのかどうか、イラン労働者の闘いは今まさに正念場を迎えているといわれる。
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