日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)は、75年前に広島に原爆が投下された8月6日を迎えるに当たり、被爆75年声明を発表した。1956年の結成以来の歴史を振り返りながら「一刻も早い核兵器の廃絶を」と訴えている。
声明は日本政府のほか、核保有国の大使館にも送付する。核兵器と人類は共存できないことを強調し、次のように指摘した。
「新型コロナウイルスの感染が国境を越えて拡大していますが、数年後には猛威を失い、終息するでしょう。しかし、核兵器使用の終息時には、人と命あるものは絶え、放射能に汚染された地球が残るだけです。そこには自国の国力や軍事力、名誉や地位を誇る人はいません。それらの遺体を処理する人もいません」
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