連合は7月16日の中央執行委員会で、2020春季生活闘争のまとめを確認した。交渉環境は、コロナ禍の影響で「まだら模様」だったとしつつ、内需産業では昨年を上回る産業もあったと評価している。一方、中小労組やパート・有期契約労働者の賃上げの取り組みが健闘したとも指摘。「大手追従・準拠」の従来のありようから、賃金水準を意識した取り組みや、格差是正などが前進したとまとめている。
21闘争についても触れ、情勢を見ながら、底上げ・底支え・格差是正の考え方に基づき、「月例賃金の引き上げにこだわり、分配構造の転換につながり得る賃上げに取り組んでいく」との構えを示している。
神津里季生会長は「経済の好循環にいかにつなげるか。デフレ脱却は1年では無理。積み重ねの営みを継続していかなければならない」と語った。
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