石油や化学、ゴム産業の労働者でつくるトルコの労働組合が7月2日、大手タイヤメーカーのグッドイヤーと労働条件や雇用に関する2年協約に合意した。収入はトータルで8・3%アップする。
トルコのタイヤ産業では同労組とブリジストンなど大手4社と集団的に交渉する労使慣行がある。今回はグッドイヤーが集団交渉から離脱する意向を表明したものの、ストライキを構えるなどしてこれを阻止。4社で共通の労働条件を確保することができた。
組合ニュースによると、グッドイヤーは賃上げのほか、雇用が不安定な契約労働者を今後利用しないことを約束した。今回の協約では契約労働者300人の雇用安定と、協約の全面適用も確保したという。
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