ミャンマーのホテル、バガンホテル・リバービューが6月、労組役員4人を含む組合員29人を解雇した。新型コロナウイルス感染拡大を口実にしたが、労組は組合敵視によるものと指摘している。
経営側は、新型コロナで部屋の稼働率が低下したことを理由に挙げている。しかし、同ホテルは2015年にも組合員を解雇した経緯がある。この時は、国際的な圧力によって翌年に復職を勝ち取った。
その後も団体交渉に応じず、組合敵視を改めていない。組合はコロナ禍の影響を勘案し、労働条件の引き下げにも応じる姿勢を示していたが、経営陣は無視し続けてきた。
国際食品労連(IUF)はこうした権利侵害について、国際労働機関(ILO)に情報提供し、組合への支援と連帯を表明した。
コメントをお書きください