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    核兵器のない未来考えよう/日本原水協がパンフ発行/コロナ禍の下での平和とは

     原水爆禁止日本協議会(日本原水協)は6月19日、「コロナ禍のもとで考えよう核兵器・地球・私たちの未来」と題したパンフレットを作成した。核兵器のない平和で公正な世界の実現と、日本政府に核兵器禁止条約の批准を迫る運動を大規模に広げるために活用を、と訴えている。

     巻頭には国連の軍縮問題担当・中満泉上級代表が「核兵器廃絶は国連の最優先課題だ。核兵器の使用を防ぐ唯一の保証は核兵器の完全な廃絶だ」とのメッセージを寄せている。

     国連で核兵器禁止条約が採択された時、議場でスピーチし、2017年のノーベル平和賞受賞式でも演説した広島の被爆者、サーロー節子さんや、昨年11月に来日し核兵器廃絶を訴えたカトリック教会のローマ教皇の発言も紹介。

     軍備拡大や核兵器製造に使うお金を新型コロナ対策や雇用などの支援に使えばどんなことができるのかをイラストで説明。米国の核兵器支出額354憶ドルでICU用ベッドが30万床増やせるとした。

     B5版で22ページ(1部250円・送料実費)。問い合わせは都道府県原水協または日本原水協へ。