改憲派の「美しい日本の憲法をつくる会」がこのほど、新型コロナウイルス感染拡大に関連して改憲を訴えるチラシを作成した。政府の外出自粛に強制力がない点を指摘し「憲法に緊急事態条項を」と主張している。
チラシは、自粛要請があったにもかかわらず、埼玉県内で格闘技イベントが強行されたことについて「なぜ中止できない?」と疑問を提示。イタリアやスペインなど諸外国の外出禁止命令に比べて、日本の外出自粛要請には罰則がなく規制が緩いことを原因に挙げた。その上で、憲法に緊急事態条項を設けるべきと強調した。
緊急事態条項は自民党の改憲案の柱の一つ。政府が全権力を掌握し、既存の法律や国会の議決に関係なく、政令で自由に国民の権利を制限できるようになる。
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