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    前年並みだが懸念も/春闘共闘第4回集計

     全労連と純中立組合でつくる国民春闘共闘が4月3日付で第4回集計を発表した。442組合が有額回答を引き出し、単純平均では4844円(1・96%)、加重平均では6328円(2・21%)。ほぼ前年並みを維持しているという。

     前年実績との比較が可能な組合の場合、単純平均では154円のマイナス、率では0・19ポイントのプラスとなっている。

     春闘共闘は「前年実績以上の回答を引き出している組合の比率が減少しているなど、厳しい状況が広がる危険性がある」と指摘している。

     非正規労働者の処遇改善については、7単産129組合から311件の成果獲得が報告されている。時給制労働者では120件の単純平均が29・5円だった。