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    流れ解散にしない/20春闘でJMITU

     全労連加盟の日本金属製造情報通信労組(JMITU)は4月3日時点の回答集計を発表した。120支部分会に有額回答が示され、水準は組合員平均で6162円(2・2%)。前年をやや下回っている。

     JMITUの春闘では、初回回答に不満な場合は何度も再回答を求めるのが特徴。東京の小坂研究所支部は8200円、同じく日本ロール支部は8千円を引き出している。どちらも5次回答だ。

     同労組は、新型コロナウイルスの影響で春闘の諸行動が制約を受けていると指摘。今後は、地方本部などが未解決支部分会への支援を強めて激励するよう指示した。「春闘を流れ解散にしないで、早期解決を目指そう」と訴えている。

     併せて、新型コロナに不安を抱く新入社員に対しては、暮らしと雇用を守るためにも組合加入が必要と訴えることにしている。