全労連は3月18、19の両日に幹事会を開き、春闘後半戦に向けた取り組み方針の補強を確認した。新型コロナウイルスの影響の一層の拡大が見込まれる中、あらためて態勢を整え、ストライキ権行使を背景に回答を求めることが必要としている。
11日までの回答は前年実績をほぼ確保し、非正規労働者の均等待遇実現でも前進を図れたとしている。建交労のトラックで昨年並み以上を確保、医労連や生協労連ではパート労働者を含めてベアを獲得し、民放労連はキー局を中心にベア回答を引き出した。
大幅賃上げが日本経済に不可欠との認識の浸透や、スト権行使を背景にした交渉、新型コロナ感染拡大の下での工夫した戦術――などが成果を導き出していると指摘。3月末を交渉集中ゾーン、4月初旬を回答促進旬間に設定し、早期の解決を目指す。
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