製造、流通、サービス関連の労組でつくるUAゼンセンは3月5日、2月末段階の要求状況を集約した。正社員、短時間労働者、契約社員の全ての指標で要求額が前年を上回っている。
前年と比較可能な439組合の集計では、300人以上が前年比163円増の9351円(3・36%)で、300人未満が同187円増の9450円(3・77%)と上回っている。金属製造業が前年を若干下回る中、気炎を吐いている。
短時間労働者の時給引き上げ要求の加重平均は41・1円(4・14%)で、賃上げ率では4年連続で正社員を上回っている。最低賃金の上昇と、「同一労働同一賃金」による手当改定が反映しているという。
3日には緊急声明を発し、人への投資による内需の底支えこそが経済の好循環実現、生活改善につながるとし「ひるむことなく粘り強く交渉を」と訴えた。
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