連合は3月5日、春闘の要求状況をまとめた。2970組合の定期昇給相当分を含む要求総額の加重平均は、前年比289円マイナスの8985円(3・09%)。2253組合のベアなど賃金改善に相当する「賃上げ分」の平均は4086円(1・42%)と、いずれもほぼ前年並みとなっている。
賃上げ分は300人未満の1371組合の平均が3969円(1・58%)で、賃上げ率で全体の平均を上回る。今年は、あるべき賃金水準への到達を求める組合の数を初めて集約。1909組合に上る。
短時間労働者の時給引き上げは、単純平均42・72円で前年比3・66円のプラスとなった。重視する企業内最低賃金については148組合が協約改定を求め、その額は16万4639円(時給換算で1028円)。新規締結の14組合でもほぼ同水準を求めている。
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