全労連加盟の岡山県労働組合会議と同・倉敷会議は8月26日、ベトナム人技能実習生ら外国人労働者の受け入れ環境を整備するよう倉敷市に申し入れた。外国人総合相談窓口の設置や、窓口が紹介した行政機関でのベトナム語対応などの整備だ。
倉敷市内在住の外国人のうちベトナム人は1386人で3番目に多く、大半が技能実習生だ。実習生の生活を支援する監理団体に通訳が常駐しているとは限らず、倉敷市では消防救急などは日本語のみの対応だという。
両会議は今年5月、首都圏移住労働者ユニオンから妊娠中のベトナム人実習生の支援を要請されたのをきっかけに、外国人労働者問題に本格的に取り組み始めた。倉敷会議の片岡達彦議長は要請の際、「外国人労働者の人権が守られ、暮らしてよかったと思われる市に」と求めた。
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