74回目の長崎原爆忌の8月9日夕刻、爆心地付近の浦上川(長崎市)に灯籠を浮かべる「万灯流し」が行われた。長崎原爆殉難者慰霊奉賛会と地元の自治会が主催し、連合が協賛した。原爆犠牲者を悼み、平和への願いが書かれた約780個の灯籠が水面にほのかな明かりをともした。
万灯流しは1991年から続いている。地元の家族連れとともに、全国から600人の連合組合員が参加。夜の水面を照らす幻想的な光景を眺めたあと、各団体が輪になり「職場でできることから始めていこう」などと話していた。
〈写真〉浦上川で行われた「万灯流し」。市民や連合の組合員が参加し、原爆による犠牲者を悼み、平和への誓いを新たにした(8月9日、長崎市)
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