「先日、妻が亡くなった。『自分がいなくなっても核廃絶へ向けて頑張んなきゃいけないよ』という彼女の遺言を胸に参加している」――核兵器禁止条約採択から2年、ヒバクシャ国際署名推進に向け、被爆者の田中煕巳さんが語った。同署名連絡会が7月6日、都内で開いたピースウエーブ2019でのあいさつ。
参加者は核兵器廃絶を目指すこれまでの活動を振り返り、グループに分かれてワークショップを行った。「活動量の減少」「マンネリ感がある」などの課題を挙げ、どうしたらいいかアイデアを出し合った。「署名に応じてくれた人を活動に誘う」「学校などで署名を広げたい」といった提案だ。
高橋悠太さん(18)は「若者が署名に抵抗があるのはなぜか、というテーマで話し合った。署名の意義を相手に伝えるには被爆者の苦しみを感じ、学び、思いを共有してもらうことが不可欠。『被爆体験を聞こう』と構えるのではなく、被爆者を大切な人として、対話できる場を」と求めた。
濱住治郎日本被団協事務局次長は「原爆が人間に何をもたらしたのか、もっと伝える場をつくりたい。来年5月には国連で原爆展を計画している」と述べた。
〈写真〉参加者の意見を付箋に書き出して話し合うワークショップ。「ヒバクシャカフェを開いたら?」「文化的なイベントと一緒に」などのアイデアが出された
〈写真〉後のダンボール箱には今まで集めた署名の一部(110万筆)が収められている。目標とする2020年へ向け、さらに集めようと決意を固め合った(7月6日、都内)
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川野嘉良子 (火曜日, 10 3月 2020 15:24)
私の祖先は戦争の経験者でありました。祖母も経験者であり第二次世界大戦のようなことは二度とあってはならないとよく話しをしていました。私も広島原発や長崎原発のようなことはこれからもあってはなりません。