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    前年上回るベア1661円/連合の賃上げ最終集計/100人未満の組合が健闘

     連合は7月5日、19春闘の賃上げ最終集計を発表した。平均賃上げ(組合員平均)は5997円(2・07%)。100人未満の中小企業労組の健闘が目立ち、賃上げ(ベア)では昨年を上回る1661円を獲得している。

     全体平均の2・07%は18春闘と同率。300人未満の中小は1・94%で、18年を0・05ポイント下回った。

     連合は100人未満の中小の健闘について「初回集計から一貫して昨年同時期を上回り、かつ賃上げ分1661円(0・73%)は額・率とも全規模区分で最も高くなっている。最終集計に至っても、その健闘ぶりが顕著だ」と評価した。

     

    ●非正規時給も昨年比増

     

     非正規労働者の賃上げについては、時給で25・91円(昨年比1・21円増)を獲得した。対象となる組合員は約68万人(333組合)。

     一時金では、夏冬型(年間)を要求して夏分の数値が分かる組合と、夏分のみを要求した組合の集計で、2・18カ月(昨年2・11カ月)を獲得。額では53万2214円だった。