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    全国一律制などを要求/最低賃金で全労連が談話

     全労連は6月24日、最低賃金の引き上げと全国一律制を求める談話を発表した。(1)直近で時間額千円以上、計画的に1500円に引き上げ(2)全国一律制に向けた法改正の検討(3)引き上げに必要な中小企業支援策など――の三つを柱に据えた。

     現行の最賃額では生活が困難であることや、地域間の格差が広がっていること、引き上げるための中小企業支援策が不十分であることを指摘した。その上で、最賃額の審議では企業の支払い能力などが優先され、労働者の生活を底上げする意思が見られないと批判。最賃引き上げによって地域経済を活性化させるためにも、中小企業支援策を政府の責任で講じるよう求めている。