カナダ・マニトバ州のウィニペグで5月14日、バス労組が「無賃スト(集改札スト)」を決行した。長期に及ぶ予算削減や安全の軽視などに抗議するのが目的。
組合は事前にストを予告した上でこの日、乗客に対して「ただです」とは言わず、運賃を払わずに乗り込んだ客を見過ごす形で「スト」を実施した。「このやり方なら完全に合法だ」という。
当局は「混乱を招くからやめてくれ」と要請した。しかし、ストは滞りなく終了。組合幹部は「乗客が運転手に暴力を振るうなど問題が起きる主な原因は、不公正な運賃だ。その運賃を取らなかったのだから、騒ぎが起きるはずがない」と語った。
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