欧州公務労連(EPSU)と国際公務労連(PSI)は、英国消防士労組とともに、イタリア政府に対してスペイン人消防士の起訴を取り下げるよう求めている。消防士は地中海で遭難した難民船を救助したことが罪に問われている。
PSIが5月21日付ニュースで報じた。それによると、消防士はボランティアとして非政府組織(NGO)の救助船に乗り込み、遭難船の救助に当たった。しかし、イタリア政府は「違法移民の活動を助けた」として起訴。最高20年の懲役刑を求めた。
これに対して労組は「人命救助は罪ではない」と厳しく批判。人種差別と排外主義の動きを問題視し、起訴の取り下げが必要だと訴えている。
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