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    単純平均で1・97%/春闘共闘4月半ば回答状況

     全労連や純中立労組でつくる国民春闘共闘委員会が4月22日にまとめた第5回回答集計(4月19日時点)によると、有額回答を引き出した283組合の単純平均は5428円(1・97%)で、前年同期を75円、0・03ポイント下回っている。同一組合比較でも75円、0・03ポイントのマイナスで、「全体としては厳しい状況が続いている」という。

     回答を引き出した組合数はほぼ前年並み。2次以上の上積み回答の引き出し率は昨年を上回るなど「粘り強い闘いが続けられている」と評価している。45組合が8千円以上を引き出した。

     非正規労働者の時給引き上げは156件で平均21・5円だった。同一組合比較では前年実績を0・3円上回っている。