ポーランド教員組合(ZNP)が4月8日、賃上げを求めて無期限のストライキに突入した。同1~5日に実施した政府との交渉が決裂したためだ。
組合は「若い教師の賃金は不熟練労働者の半分以下だ」という。初任給は1751ズロチ(約5万800円)で、昇給しても3千ズロチ(約8万7千円)どまり。少なくとも1千ズロチ(2万9千円)の賃上げが必要と訴えている。
交渉で政府は賃上げを先延ばしした上で、賃金制度の改悪まで提案してきた。組合はこれを拒否し、スト突入となった。スト権投票には80~90%の教員が参加し、数十万人がストに賛成票を投じている。
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