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    海外労働短信/日本が香港条約を批准/安全な船舶解体作業が目的

     日本はこのほど、船舶の解体における労働災害防止と環境保護を目的とするシップ・リサイクル条約(通称・香港条約)を批准した。世界では10番目、アジアでは最初の批准国となった。製造業関係の国際産別インダストリオールが4月2日付ニュースで報じた。

     大型船舶の解体作業には危険が伴い、劣悪な労働条件が横行しているインドやパキスタンなどでは爆発事故をはじめとする労働災害が相次いでいる。インダストリオールは、日本の批准を機に各国に批准を促したい考えだ。

     日本は昨年6月、この条約の批准に向けて船舶リサイクル法を制定している。条約は来年にも発効する見通しだという。