ライドシェア大手のウーバーがまたスキャンダルの渦中にある。オーストラリアで同業他社の情報を盗むソフトウエアを使っていたと、豪公共放送ABCがこのほど暴露したのだ。
豪運輸労組は政府に対し、この問題の調査とともに、再発防止に向けた規制強化を訴えている。
同社は2014年、シドニーに進出したが、翌年から「サーフキャム」と呼ばれるソフトを使い、地場のライバル他社の配車状況や運転手・車両情報をリアルタイムで把握。その上で、運転手に接触してウーバーへ移籍するよう勧誘した。ライバル社が運転手不足となり、事業が失敗することをもくろんでいた。サーフキャムは、シンガポールでも使われた。
ウーバーはその後、このソフトを使用禁止にしたと弁解している。
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