全労連などでつくる国民春闘共闘委員会が4月8日発表した同5日時点の第4回回答集計によると、有額回答を引き出した248組合の単純平均は5436円(1・96%)で、昨年同期比131円(0・05ポイント)の減となっている。時給の引き上げは140件で平均19・8円。
春闘共闘委は「厳しい状況が続いていると言わざるを得ない」と述べつつ、15組合で1万円以上を確保、63組合で8千~9千円台の回答を引き出していることを紹介。前年実績以上の獲得は、有額回答組合の約6割に上るという。
企業内最賃協定は、64件の平均で時給933円、月額では21件の平均が17万1183円となっている。建交労のトラック関連が月17万7千円で合意したほか、医労連で看護師や介護ヘルパーなどの職種別の協定が報告されている。
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