連合は3月22日、同日午前10時までに報告のあった1244組合の回答集計を公表した。全体では昨年同期比で33円減、率でマイナス0・04ポイントの6475円(2・13%)。一方、300人未満の642組合の平均は5183円(2・02%)で同285円の減、0・08ポイントのマイナスとなった。
全体、中小ともに昨年同期比微減だが、100人未満に絞ると、4873円(2・05%)で額、率ともに昨年同期を若干上回っていると強調している。
中小の賃上げ率は「純ベア1%の史上最低要求」といわれた1999年以降、1%台で低迷する状況が続いている。ベア春闘が再開された2014年以降は上昇基調となり、18年の最終集計では1・99%に迫った(グラフ)。今年の第2回集計では2・02%と昨年同期(2・1%)を下回り、やや減速気味。
特に中小の底上げが強調された今年の春闘。21年ぶりに2%台に乗せられるかが注目される。
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