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    単純平均で5464円/春闘共闘第1回賃上げ集計

     全労連などの国民春闘共闘が3月14日、賃上げ第1回集計を発表した。155組合が有額回答を引き出しており、単純平均は5464円(1・96%)で、前年同期より555円低い。ただ、昨年は賃金体系変更を伴う3万円賃上げの組合を含めていたため、前年の数値が高くなっていたという事情もあるという。

     単産別にみると、JMITU(42組合)が前年比947円減、出版・民放などのマスコミ関係(28組合)が961円増、建交労・運輸(12組合)が151円増、生協労連(10組合)が1698円増となっている。

     非正規労働者の賃上げについては、生協労連、全印総連、日本医労連で90項目の要求獲得があった。時給額に関しては、21件の平均で18・7円の引き上げ。同一組合比較ではほぼ前年並みの水準である。