全日本金属製造情報通信労働組合(JMITU)は3月6日、初回回答集計を行った。57支部の有額回答は定期昇給相当分込みで、単純平均が5554円(1・95%)、加重平均が6362円(2・18%)で、前年同期とほぼ同水準。1万円を超える回答も報告されている。
JMITUは「要求には程遠い。生活改善につながらないばかりか、消費税増税、食料品の値上がりを考えると賃下げに等しい」と指摘。実質賃金は安倍政権発足以降5%以上のマイナスだとし、大幅賃上げを決断すべきと訴えている。今後、産別統一ストを背景にさらに上積みを図る。
高額回答は、村松フルートが1万1506円(パート労働者は時給55円増)、超音波工業9021円、千代田発条1万723円のほか、アイ・エス・ビーはベースアップとして3千円を引き出している。
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