顧客からの「悪質クレーム」について、国民民主党は2月20日、国の対策を推進する法案を議員立法で提出する意向を表明した。他党には共同提出と賛同を求めていく方針。
同党の泉健太政調会長は「正当な苦情を阻むものではない。労働者などに受忍限度を超えて精神的、身体的な苦痛を与える行為は(顧客との)双方にとって有益ではない。推進法ができれば適正な関係が生み出せる」と意義を語った。
法案は政府内に協議会を設置し、業界ごとの指針作成や相談体制の整備、保険医療の提供、再就職支援、調査研究、啓発教育などを行う。
この問題をめぐってはUAゼンセンが一昨年から計約8万人のアンケートを基に社会問題化。厚生労働省でも指針を策定する予定だ。
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