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    海外労働短信/米コロラド州でもスト/処遇改善求める教員労組

     米国で処遇改善を求める教員のストライキが相次いでいる。2月11日にはコロラド州デンバーで25年ぶりにストを実施。生徒らも行動を支援したという。

     ストは、15カ月にわたる交渉が決裂した結果だ。教員労組は賃上げと併せて、算定根拠が不透明な一時金の改善を求めていた。年によって収入が大きく変動する一時金では、安定した生活ができないためだ。

     年収は下がり続けており、退職者が増えている。教育に当てられる予算の削減が主な要因。教員産別AFTのランディー・ワインガーテン会長は「当たり前のように学び、教えることができる、安全でしっかりした公立学校が必要だ」と訴えている。