スリランカで業務用手袋を製造しているATGセイロン社が役員を含む組合員5人を不当解雇したことに、組合が反発を強めている。1月30日には首相官邸前で集会を開き「首相は労使紛争解決に乗り出すべきだ」と訴えた。
工場は輸出加工区にあり、政府からさまざまな優遇措置を受けている。
同社は仲裁機関が出したあっせん案も無視し、さらに裁判所に対して「組合役員や上部団体が組合員と接触することを禁じる」との命令を出すよう求め、対立を続けている
組合は「5人の解雇は労働者の基本的人権の侵害であり、スリランカ憲法に反する行為だ。ATGセイロン社は仲裁機関のあっせん案を尊重し、紛争解決を図れ」と話している。
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