日本医労連は1月24日、厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」が医師の残業上限を2千時間とする案(同16日)を示したことに対し、抗議談話を発表した。「医師の長時間労働と過労死をさらに助長するもので、絶対に看過できない」とした。
検討会は診療従事勤務医について年間960時間、「地域医療確保のために必要な医師」については、上限2千時間とした。
談話は、2千時間上限に対し「人として最低限必要な休憩・休息を取ることも不可能な水準だ」と批判。地域医療確保に必要というだけでは対象は限定されず、全ての勤務医が対象になる恐れがあると指摘した。
その上で、医師の命と健康、地域医療を守るためには医師の増員が不可欠と強調している
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