チュニジア労働総同盟に加盟する公務労組が1月17日、賃上げを求めてストライキを行った。使用者側である政府が低額回答しか示さないため、労組は2月20、21の両日にも再びストを構えている。
組合要求は月額270チュニジアディナール(約9960円)だが、政府が用意した回答は80ディナール(約2950円)にとどまっており、組合は「これでは物価上昇にさえ対応できない」として拒否した。
ストは空港や港湾、学校、病院、国営放送、行政機関にも広がった。公共部門には67万人が働いている。
組合は「政府は国際通貨基金(IMF)から強いられている緊縮財政政策を盾に要求を拒んでおり、当事者として自主的に判断しようとしていない」と批判している。
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