連合の神津里季生会長は1月7日、36協定の意義や役割を知らせるキャンペーン「Action!36」の取り組みに触れ、「日本から過労死、過労自死を根絶する」と決意を語った。同日、都内で開いた新年交歓会での発言。
キャンペーンは、残業の上限規制を設ける改正労働基準法の施行に合わせ、適正な36協定の締結を呼びかける社会運動だ。昨年から行動を始めている。日本記念日協会に対し、3月6日を「36(サブロク)協定の日」とするよう申請し、承認されている。
神津会長は、従業員に残業をしてもらうには、過半数労組(代表)と使用者が36協定を結び、上限を設定するという、労働基準法上のルールを知らない人が依然多くいると指摘。産業界や職能団体の理解と協力を得て社会に浸透させる取り組みを進めるとし、「今年はラグビーW杯が日本で開催される。スクラムを組み、日本から過労死、過労自死を根絶していきたい」と決意を語った。
〈写真〉今年は連合結成30周年。神津会長は「誰一人取り残されない社会」へ新たなビジョンを策定すると語った(1月7日)
〈写真〉新年交歓会では「Action!36」のロゴ入りのあめが配られた(1月7日)
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