KLMオランダ航空で働いていた日本人の元客室乗務員19人が12月26日、雇い止めの撤回を求め、東京地方裁判所に提訴した。
原告らが加入するジャパンキャビンクルーユニオン(航空労組連絡会加盟)は以前から無期雇用を要求していたが、KLMは「オランダの航空機内で働くための労働許可はオランダ法により有期雇用でなければ認められない」と説明。ユニオンは2015年から3年間の有期契約で労使合意してしまった。ところがその後の調査で、オランダ法は有期雇用を条件としていないことが発覚。労働契約法18条の無期転換権の発生を意図的に回避したと訴えている。
同じ業務に従事するオランダ本国の客室乗務員は採用後1年で正社員になることから、日本人労働者に対する差別的取り扱いの是正も訴えている。
コメントをお書きください