地域別最低賃金の2018年度改定額の発効を受け、連合は11月6~8日、最賃に関する労働相談ホットラインを開設する。従来の電話相談と併せて、無料通信アプリ「LINE」を使った相談対応を初めて行う。「電話離れ」が指摘される若者を視野に入れた試みだ。
最賃ホットラインには昨年、2日間で125件の相談が寄せられた。「勤務先の最低賃金額を教えてほしい」という確認の問い合わせから、「最賃の改定額の適用はアルバイトの更新時まで待たなければならないのか」「時給は北海道の最賃ではなく、本社のある宮城県の最賃が適用されている。これは違法ではないのか」などだ。
今回初めてLINEによる電話相談を行う。スマホなどの端末の画面上で、相談者と連合の担当者が文字でやり取りする。そのための専用アカウントを設定して受け付ける。
長野県が昨年9月、中高生を対象にしたLINEによる「いじめ相談」を実施したところ、前年の2倍に上る547件もの相談が寄せられたことなどを参考にした。最賃水準で働く若者が気軽に問い合わせできる環境をつくることで、最賃についての認識を深めてもらい、最賃違反をなくそうという取り組みだ。
相談受付は11月6(火)~8(木)日の午前10時から午後7時まで。QRコード(※)から登録し、相談画面に入ることができる。電話は0120‐052‐592(れんごうにごかくにん)。
〈連合労働相談LINEのQRコード〉
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