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    改憲と辺野古新基地に反対/国会前行動に2900人/「憲法破りの首相」を厳しく批判

     安倍政権による9条改憲と沖縄の辺野古新基地建設に反対する行動が10月19日、国会議員会館前で取り組まれ、2900人が参加した。改憲阻止の3000万人署名を進めている「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」と「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員」が主催した。

     同実行委の高田健氏は「憲法を破っている安倍首相が改憲なんて無茶苦茶な話。憲法審査会を再開させないために全力をつくす」とスピーチ。参加者は雨の中、臨時国会で予定されている自民党の改憲案提出に怒りの声を上げた。

     国は集会前日の18日、辺野古の新基地建設について、翁長雄志前知事が表明した「埋め立て承認撤回」の効力停止を求める方針を発表。多くの参加者から「玉城デニー新知事誕生により示された沖縄の民意を踏みにじるもの」「行政不服審査法の悪用」などと批判の声が上がった。

     辺野古土砂搬出反対全国連絡会の男性は「辺野古の埋め立てに使われる土砂は本土から運ばれる。土の中の外来生物の侵入による生態系破壊が予想され、環境上問題だ」とアピールした。

     

    〈写真〉臨時国会で予定されている改憲案提出に怒りの声を上げた参加者。「沖縄知事選勝利したぞ」というコールも聞かれた