「機関紙連合通信社」は労働組合や市民団体の新聞編集向けに記事を配信しています

    海外労働短信/活動家への暴力中止を/コロンビア政府に要求

     コロンビアで労働組合役員らに対する暴力が相次いでいる問題を話し合う、労働組合と政府の会合が10月12日から3日間開かれた。ナショナルセンターやインダストリオールなどの国際産別が参加した。

     同国では2016年以降、社会運動のリーダーや人権活動家ら343人が殺されているという。労組側はこうした暴力の背景に、労働運動・社会運動を犯罪視する政府の姿勢があると指摘し、懸念を表明した。

     防衛大臣がラジオ番組で「麻薬取り引きに関わっているギャングやマフィアが社会運動に資金援助している」と述べるなど、政府には社会運動に対する根深い不信感がある。