全労連と国民春闘共闘委員会、東京春闘共闘は10月2日、東京のJR渋谷駅周辺で最低賃金の宣伝を行った。東京では前日の1日から最賃が時給985円(全国では874円)に上がったことを知らせるとともに、長時間労働の是正や組合加入などを呼びかけた。全国でも、最賃順守とディーセントワーク実現を訴える宣伝が取り組まれた。ファストフードグローバルアクションにも呼応した行動だ。
渋谷駅前では、全労連の野村幸裕事務局長が「安心して働き続けられる社会をつくろう」と訴え、新しい最賃額や残業時間に関わる36協定についてチェックしてみようと述べた。その上で「生活実感からすれば、時給985円はまだまだ低い。もっと上げる必要がある」と強調した。
首都圏青年ユニオンなどの代表も「職場で困ったことがあれば、組合に相談してほしい」などと訴えた。
参加者は「最賃1500円」と書かれたプラカードを掲げて繁華街を歩き、賃金底上げをアピールした。
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渋谷駅周辺では、10月4日にも下町ユニオンなどの「最低賃金大幅引き上げキャンペーン」による行動が予定されている。
〈写真〉渋谷駅周辺で訴える宣伝参加者(10月2日)
〈写真〉プラカードを掲げて繁華街を「デモ」(10月2日)
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